洗剤
洗剤は主に界面活性剤の働きで汚れを剥離させます。
界面活性剤は分子内に水になじみやすい部分(親水基)と、油になじみやすい部分(親油基または疎水基)を併せ持ち、水と油を混ざり合わせることができるようになります。
油性汚れは水と混ざり合わないため、水で流しただけでは除去することはできませんが、洗剤が介在すると油性汚れと水の親和性が高まり、水で油性汚れを剥がすことができるようになります。

洗浄剤
洗浄剤は主に酸とアルカリの中和作用で汚れを分解して落とします。単純に汚れを落とす能力だけを比較すると界面活性剤の洗剤より中和作用の洗浄剤の方が強力です。また、洗剤や洗浄剤は製品によってpH 値に差があり、一般的にpH 値が7 から離れているほど強力な洗浄力を有していると言えます。pH (ピーエイチ(英語)またはペーハー(独語))は水溶液中の水素イオン濃度の数値で、濃度が濃い液性を『酸性』、薄い液性を『アルカリ性』と言います。濃度を数字で表すので、酸性またはアルカリ性の強さが数字でわかります。なおpH は「Power of Hydrogen ion concentration 」の略で、日本語では『水素イオン指数』と言います。

自動車の汚れはほとんどが酸性汚れなので、アルカリ洗浄剤で効率的・効果的に除去することができます。pH 値が大きいほど洗浄力が強くなりますが、塗装膜を傷める恐れがあるため使用後は水で十分にすすぎ洗いを行う必要があります。